南向きの家を建てるな!

 

「南向きの家を建てるな」と突然言われても???

この人は何かの宗教か占いの類を妄信しているのだろうかと心配をされてしまいまそうです。

 

それでは、あなたはなぜ南向きの方が良いと思うのですか?と問われると

「昔からそういわれている」

「普通はそうだ」

「陽当たりが良い」等の答える方が多いです。

 

上2段の昔から・・ふつうは・・については単なる慣習です。

日本国内の遺跡を調べると仏教伝来以前の住宅は南向きに建てられてはいませんでした。家が南向きになったのは当時の中国の隋や唐の仏教の文化の影響が濃厚です。

 

建築家の中には真南向きが最も日射を取り込めて暖房熱を節約できるからと答える方も多いです。

実際に冬は窓枠やガラスから熱が沢山逃げてしまう為にあまり窓の面積は増やしたくはありません。

唯一南面の窓は日射を取得できる時間が長い為、窓から逃げる熱と入って来る熱の収支がプラス寄りになりますので南面に大きな窓を付けて太陽光を取り込む設計手法がとられます。東西・北は小さな窓にして熱が逃げるのを最小限に計画します。

この設計手法が根拠で「家は真南向きがベスト」と言われています。

この場合の南向きは玄関が南向きという訳では無く、大きな窓が南向きという意味です。

 

しかし、真南向きの家の裏面は真北向きになってしまいほぼ1年中日が当たらない状態になってしまいます。

湿気ってしまいますね。

また、屋内の南北の温度差を解消するために別のエネルギーが消費されないでしょうか?

昔の住宅は断熱などされていなかったので壁の内外に温度差が有りませんでした。しかし現代の家は違います。家の配置が奈良時代と同じ考え方で良いのでしょうか?

また、南面に大きな窓を設ける事で南面のみ耐力壁と言われる地震力の受け止める壁が少なくなってしまいます。バランスが良くありません。

 

いやいや、先人の知恵は大切です。何か意味が有るはずなので南向きが良い。

いやいや、ローマもマドリードもグリークもソウルもバンコクも上海でさえも東西南北バラバラに建築されています。中国の西安や北京等都市と日本の奈良・京都等の歴史のある都市のみ南向きです。

 

皆さんはどちらが良いと思いますか?

科学的に考えてみてください。くれぐれも科学的にそして現実的に

「〇〇先生が〇向きが良いって言ったから」だとか、「風水の本で・・」ではなく

 どの向きが良いか自分で考えてみてください。

 

案外、家の向きは重要で家の快適性やメンテナンスに影響を与えるかも知れません。

 

答えは下の本を買って読んで貰えば書いて有るかも知れません。

私は読んだことが無いので知りません。

 

本を注文する前に色んな向きの家の外観やGoogleマップで世界中の住宅地の家の向きなどを見てみると面白い事実が解かってしまうかも知れません。