それで、「家の窓の断熱強化」と「バイオマス燃料」と「太陽光発電」でどのくらいCO2を削減できたか?

集計してみました。

※下のグラフは4人世帯の実測データですので1人あたり平均x4で計算してあります。

4469㎏から1737㎏の減少です。減少率38%です。

断熱窓の効果が小さいく見えますが窓や断熱材などは基本的に維持管理にエネルギーを消費しませんのでそこを考慮すると効果は大きいです。

2030年基準までもう少しです。とは言っても温暖地ですので寒冷地の暖房の為にもっと減らさなければなりません。

ひとつ大切な事を忘れています。自家用車のガソリンです。折角排出量を減らしましたがガソリンだけで減らした分の1.6倍排出してしまいます。

上のグラフの家では1年で1150ℓのガソリンを消費しました。

2台所有で1日1台あたり23.6㎞走るとこのくらいです。(15ℓ/㎞換算)

北関東ではこのくらいが普通か少し多いくらいの消費量です。

このようにガソリンを足すとCO2排出量が5,477㎏に増えてしまいます。

自家用車のガソリンのCO2排出量は2030年目標値の「家庭部門」から切り離して「運輸部門」で目標設定されています。

運輸部門は均しで38%減らす目標ですので余程画期的な発明でもない限り今からガソリン車やディーゼル車の熱効率が38%以上向上するとは思えません。やはり自動車を電動化して太陽光発電で充電する”V2H”といわれる方式が現実的です。これ以外に大きく削減できる項目は見当たりません。走行できる蓄電池として災害時用の電源としても有効です。

発電所の発電量も需要に合わせて増減させるのは困難で深夜や晴れの日は勿体ない事に余剰の電気を捨てているのが現状です。この分を自動車に充電しておくことで更にCO2が減らせるという考え方です。

 個人的には太陽光発電設備と電気自動車はセット商品と思っていますのでこれまでもお客様に勧めた事は有りません、電気自動車を購入するタイミングで設置するのがコストパフォーマンスが良いからです。

太陽光発電のみ設置しても買電価格よりも売電価格の方が高い現在ではなかなか勧められません。

スマホを持っていない人にスマホの充電器だけ「後で使うかもしれないから買っておいた方が良いですよ」と勧める様な気がしてしまいます。ZEH等補助金を上手に使えばこの限りではありません。

 都市部の方は自動車を持っていないので余裕にクリアできていると思ってしまいますが負荷が無いわけではありません。電車もバスもインフラ整備時にも莫大な排出をしています。

残る対策はは「換気による熱損失」と「生活排熱の利用」と「自動車の電動化」の3つです。

それらでどの程度の削減が出来るのでしょうか、机上の空論でなく実質値で

次は地中熱と生活排熱の再利用が出来る例の換気システムの導入を考えています。こちらは太陽光発電とは違い天候に左右されずに安定してエネルギーを取得できますので更にピークを抑えられると考えています。

中古住宅に後付けはするのは工数も予算もかかりますので予定がたちません。新築時のつけておくべきです。

 その前にV2Hシステムになる可能性もあります。迷います。

 

環境事業部 関口崇 たたき台の中古住宅と電気の使用料やガソリン消費量は自宅の実測データです。